1,歩行者の事故 歩行者の事故は薄暗くなり始めてからから夜間に多く発生しています。例年、歩行者の死亡事故の半数以上は、薄明かりから暗くなっての数時間の間に発声しています。都心での歩行者における事故の危険性を昼間と夜間で比べると、夜間は少なくとも2〜3倍となっています。さらに、およそ半数の歩行者が、薄明かりから夜間に横断歩道で事故に遭っています。
2,交通事故被害者のほとんどはリフレクターを使用していません。 フィンランドでは、リフレクターを使って交通事故に遭遇した歩行者の資料を集め統計を出しました。
その結果、リフレクターを使用していた歩行者に、夜間の交通死亡事故の被害者は1人もいませんでした。(リフレクターの使用が習慣の国です。)
3,夜間の運転事情 どんなに高性能なものであっても、車のヘッドライトは十分な距離を照らすことは出来ません。特にロービームのライトは、非常に近い距離しか照らすことは出来ません。50m先から見た歩行者の存在は、「小さな何か」でしかありません。明るい衣服で反射効果の高いリフレクターを使用すれば、暗闇の中で目立ち、視認度がより高くなります。
4,街灯のない道路 街灯のない道路で歩行者の存在が確認されるには、歩行者が持っているリフレクターの反射効果・着用している衣服・車のヘッドライトのパワーと方向・気象条件、そしてドライバーの視力に左右されます。
(夜間、一般的に多くのドライバーは速いスピードで走行するため、他の道路使用者の存在を確認するのは極めて難しいことです。)
フルビームを使用しているドライバーが道路にいる歩行者を確認できる最短視認距離は200m(着用している衣類によります)、リフレクターを使用している歩行者の場合は700m先から確認することが出来ます。
(同様の条件での結果です。)
フルビームを使用している対面車の場合、好条件であれば歩行者を確認できる視認距離は40〜45m以下、リフレクターを使用している歩行者であれば、100〜200mの距離から確認されます。
歩行者にとって、視認度の問題は異なります。歩行者は街灯が十分であると考え、ドライバーからも問題なく見えているだろうと考えます。実際は、もし歩行者が明るい衣服を着用していなければ、歩行者は完全に暗闇に溶け込んでいます。対向車側を歩くことも、ライトを多く受けるためにお勧めできます。 リフレクターを使用することは暗闇での存在を知らせる一番の方法です。
5,街灯のある道路での視認度 すべての道路の街灯が十分なわけではありません。そしてたとえ十分な街灯があり照らされてあっても、リフレクターを使用する必要がないわけではありません。道路にある街灯は、暗闇のなかではパッチワークのようなものです。玄関口・お店のフロント・木・壁・建物など、暗闇のなかで存在がわかるためです。このような環境のなかで、歩行者の存在がはっきりと見えているかどうかは不確かです。リフレクターは、常にドライバーへあなたの存在をしらせます。
6,ドライバーの視覚潜在能力 対向車のヘッドライト、フロントガラスの傷や汚れ、車間距離が近い、視力の衰え(夜間人間の目は昼間の5%しか見えません)、ヘッドライトの方向が高すぎる(対向車のヘッドライト)、ライトが弱すぎるために十分な視界が確保できない、または汚れたヘッドライト…様々な要因によって視界は遮られます。雪の多い地域では、道路の表面に塩をまきます。その道路で実験を行ったところ、車のライトの効果は60%も減少します。
天候状態が悪い場合、ドライバーは歩行者を15〜20m、もしくはもっと距離が近づいてようやく確認できます。通常、この距離では歩行者を確認できたとしてもブレーキを踏む時間はありません。(多くのドライバーは速すぎるスピードで走行するため)
7,ドライバーが他の道路利用者を安全に通り過ぎる、または停止する潜在能力 道路の端にラインのない道では、歩行者は完全に車が行き交う道路を歩行していることになります。 衝突を避けるための反応時間は1〜2秒です。例えば、80km/hで走行している車は1秒間に22秒進み、2秒間では44m進みます。実際44mという距離は、道路状況が好条件であったとしても、リフレクターを着用していない歩行者を安全に通り過ぎるためには十分な距離とはいえません。
上記と同じ条件で、ドライバーが車を完全に停止させるためには35m以上の距離が必要です。この距離は、もし濡れている道路の場合では2倍の70mが必要になり、凍っている道路の場合は4倍の140mが必要になります。
8,交通事故防止のためにリフレクターを使用しましょう! 再帰反射は照らされた光が屈折し、光源の方向へ向けて反射します。 (車の光が明るければ明るいほど、リフレクターの反射効果が高まります)。
リフレクターは、衣類の袖の端、またはウエストに着用し、リフレクターが膝の位置にくるように装着します。その位置は、一番車からのヘッドライトを受けやすく反射効果が発揮される場所です。 (アメリカの調査によると、リフレクターを手首に使用した場合、他の場所への仕様と比べて、かなりの遠い距離から60〜80%の割合で確認することが出来ました。)
簡単に取り付けられ、様々な場所への取り付けが可能なリフレクターの仕様によって、 異なる方向から歩行者を確認することができます。
CENTRAL ORGANISATION FOR TRAFFIC
SAFETY IN FINLAND
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